2021.7.23 Fri
【ココスマ】第7回 COCOSA SMILE ACTION 活動報告
今回のCOCOSA SMILE ACTIONでは、熊本市のSDGsの取り組みを紹介するパネル展示や食品ロス削減に取り組む熊本学園大学付属高等学校の生徒さんと協力企業によるSDGsをテーマとしたマルシェを開催いたしました。
熊本の食品ロスの状況や「Next Nexus(ネクスト ネクサス)」の活動について、熊本市ごみ減量推進課の大宮様と熊本学園大学付属高等学校の池田さんにお話しを伺いました。
―「食品ロスプロジェクト」を立ち上げたきっかけは?
熊本学園大学付属高校で行われている深学科プログラムという探究活動の一環で、食品ロスについて調べたのがきっかけで、いろんな企業やお店に話を伺っていく中で、熊本の食品ロスの現状が見えてきました。そこで、「熊本の食品ロスを熊本のため、地球のためにどう活かすか」をテーマに、人と人をつなげていきたいという思いから、繋がりという意味があるグループ「Next Nexus(ネクスト ネクサス)」を発足、食品ロス削減プロジェクトを立ち上げました。熊本市にはこの取り組みについて賛同いただくこととなり、昨年10月に下通アーケードで実施した食品ロスになる食材を使ったマフィンの販売会を実施しました。
今回は第2弾として、更に多くの企業の皆様からご協力をいただき、お菓子の販売会と併せて、規格外の野菜や、ロスになるものを材料とした商品等を販売するマルシェを開催するなど、バージョンアップしたプロジェクトとなりました。(池田さん)
―熊本での食品ロスの状況について
熊本は豊かな水と大地が特徴で、農業をされている方が多いため、都会に比べて食品加工に伴う食品ロスよりも、傷ものや収穫サイズなど様々な理由で規格外となり商品として売ることができないもの等、生産段階で食品ロスとなるものが多いと知りました。そこで、生産段階で規格外になってしまうものにスポットを当てて私たちは活動しています。(池田さん)
―COCOSAで「Next Nexus」プロジェクトを実施してみてどうでしたか?
イベント当日はもとより、開催期間中には活動状況を紹介させていただくパネル展も実施することができ、私たちの取り組みや食品ロスについて知っていただけるきっかけになったと思います。
また、市民なら誰でも知っているCOCOSAでイベントを実施できたことによって、より多くの方にご来場いただくことができ、大変ありがたく感じています。(池田さん、大宮様)
―これからの活動について
今後は、下級生たちに受け継いでもらい活動を続けていく予定です。3年生は今回のプロジェクトをもって卒業しますが、今後もこの活動を応援し続けていきたいと思います。この活動を通して食品ロス削減の輪が熊本中に、日本中に広がるよう、活動をずっと続けていきたいです。また、今後の活動などはInstagram(@gkf_nexus)でも紹介しているので、見ていただけると嬉しいです!(池田さん)
熊本市役所と目と鼻の先であるCOCOSA様には、今回のプロジェクトについてご賛同をいただき改めて感謝申し上げます。「上質な生活都市くまもと」をめざす本市において、市民満足度の向上のために、行政と街が協働できる関係性をこれからもCOCOSA様と築いていければと思います。(大宮様)
■開催期間:7月1日(木)~7月11日(日)
■開催場所:1階 レ・サクライ前
SDGsパネル展:7/1(木)~7/11(日)
Nexusマルシェ:7/10(土)~7/11(日)
廃棄食材を使用したお菓子販売:7/10(土)~7/11(日)(下通アーケード)